“スマホカメラで高画質な写真を撮りたい!と言う人は多いでしょう。カメラ性能の指標として「画素数」「解像度」などが有名ですが、それ以外にもカメラ性能を左右する指標はいくつかあります。その1つが「センサーサイズ」です。ここではセンサーサイズについてまとめてみましょう。
【センサーサイズとは?】
センサーサイズとは、イメージセンサーの大きさを表しています。イメージセンサーとは、レンズから入った光を電気信号に変換する半導体のこと。ヒトの目でいうと「網膜」に当たる重要なデバイスです。
一般的にはイメージセンサーが大きければ大きいほど、高画質な写真を撮影することができると言われています。イメージセンサーの大きさについては規格があり、
・フルサイズ:36×24mm
・APS-C:23.6×15.8mm
・フォーサーズ:17.3×13mm
・1型:13.2×8.8mm
・1/1.7型:7.6×5.7mm
・1/2.3型:5.9×4.4mm
などがあります。
一番大きなフルサイズは、一眼レフに搭載されているハイスペックなセンサーです。サイズを見れば分かる通り、物理的にスマホカメラでは高性能なイメージセンサーを搭載することが難しいです。そのためスマホカメラに搭載されるセンサーサイズは、基本的にスマホ機種によってそれほど大差はありません。
【スマホではセンサーサイズが公表されていない?】
スマホカメラのセンサーサイズに関しては、詳しくないという人が多いかもしれません。一眼レフなどのカメラでは、センサーサイズはカメラ選びの重要な指標となりますが、実がスマホカメラにおいては、センサーサイズが公表されていないケースが多いです。スマホカメラでは、800万画素、1200万画素など画素数ばかりにフォーカスされているため、センサーサイズに注目する人は少ないでしょう。
以下はスマホカメラのセンサーサイズを機種別にまとめたものです。
・Apple iPhone 11:1/2.55型
・SUMSUNG Galaxy S20:1/1.7型
・SONY Xperia 5Ⅱ:1/1.7″型
・Google Pixel5:1/2.55型
「1/○○型」の○○の数値が小さいほど、センサーサイズが大きく、高精細な写真が撮れます。ただスマホは本体自体の大きさに制限があるため、大きなセンサーサイズでも1/1.7型程度になるでしょう。
【限りあるセンサーサイズを補完する機能が充実している】
スマホでは物理的にセンサーサイズを大きくすることが難しいです。そのため限りあるセンサーサイズを補完する機能が、各種充実しています。屋内や夜間など多彩なシーンでも綺麗に撮影できる性能が搭載されている機種も多く、写真の表現の幅が広がるでしょう。
また最新のスマホカメラには、広角レンズ、超広角レンズも搭載されているため、これらのレンズのセンサーサイズも合わせて把握しておく必要があるでしょう。iPhoneにおいてはポートレートモードによって撮影後に被写界深度が変更でき、白飛びや黒潰れが修正できる「RAW撮影モード」などにも対応している機種もあります。
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