“動画のファイル形式には、実は様々な種類があります。ファイル形式によって適切な使い方がありますし、使い方が変わってくる場合も。ファイル形式について理解を深めれば、快適な動画環境が整うでしょう。ここでは、そんな動画のファイル形式や関連事項について、お話していきます。
●動画保存のためのコーデック
コーデックとは、動画を保存するためのプログラムです。動画データは容量が大きく、圧縮して保存しますね。圧縮や変換、そしてそれを再生する時の復元。これらを動かすためのプログラムがコーデックで、動画のファイルに欠かせません。コーデックにも様々な種類があり、例えばH.264、H.265(HEVC)、Xvid、VP9などです。
●動画ファイル形式の種類
〇最も活用されているMP4
最も多く登場する動画のファイル形式は、MP4です。MP4ならば、あらゆるプラットフォームに対応していて、安心です。例えば、「YouTube」「X」「Facebook」「Instagram」「ニコニコ動画」など。
また、多くのデバイスで再生できます。スマートフォンでもパソコンでも使えるので、動画のファイル形式に迷ったらMP4にしておくと良いでしょう。
(対応しているコーデック H.264、MPEG-4、H.265)
〇Googleが開発した動画ファイル形式WebM
WebM はグーグルが開発した動画ファイル形式で、MP4と比較されることが多いです。圧縮率が高いので、ファイルサイズを小さくできて便利。沢山保存したい人に、役立つ動画ファイル形式となっています。ただ、よく比べられるMP4と比較すると、画質は少し落ちてしまうでしょう。
(対応しているコーデックVP8、VP9)
〇Microsoft社の動画ファイル形式AVI
動画コンテンツの保存で使いやすいのが、Microsoft社が開発した動画ファイル形式のAVIです。AVIは音声とビデオデータを一緒に保存できて、同時再生が可能。使いやすく便利で、多くのユーザーが活用しています。
(対応しているコーデックH.264、Xvid、Divx、MPEG-4)
〇Apple社が開発した動画ファイル形式MOV
動画ファイル形式MOVは、Apple社が開発しました。メディアソフトの「QuickTime Player」のための専用動画ファイル形式だといえるでしょう。高品質でビデオと、音声を保存できます。
(対応しているコーデックH.264、MPEG-4、MJPEG)
〇ソニーとパナソニックが共同開発した動画ファイル形式AVCHD
AVCHDは、Advanced Video Coding High Definitionの略です。AVCHDは、ソニーとパナソニックが共同で開発したファイル型式として、注目を浴びました。ハイビジョン映像を、メモリーカードなどに保存できます。
(対応しているコーデックH.264、MPEG-4)
動画ファイル形式への理解を深めよう!
以上、私達がよく使っている動画ファイル形式について、お話しました。他にも様々な、動画ファイル形式が存在しています。それぞれの使い勝手や、対応しているコーデックを知れば、より動画保存や視聴が快適に楽しめるようなるでしょう。こちらの記事がその一助となれば、幸いです。”