“インスタグラムを運用する際にはトンマナを意識する必要があります。トンマナ次第で視覚的に企業のブランドを表現することができるため、インスタ運用では必要不可欠と言えるでしょう。ここではトンマナの基本についてまとめてみましょう。
【トンマナとは?】
トンマナとは「トーン&マナー」を略した言葉です。マーケティングを行う上で、広告やSNSで使用する素材、デザインなどに一貫性を持たせることを「トンマナ」と言います。写真や色味、アングル、文字の口調、文字フォントなど様々な要素で統一感がある状態です。
インスタ投稿を始めると流行しているからと言ってあれもこれもと統一感のない投稿を行ってしまうことがあります。しかしこのようなアカウントでは何を伝えたいのかがフォロワーに伝わらず、投稿をどんなに頑張ってもペルソナへ投稿を届けることはできません。トンマナが整っていなければ、フォロワーが伸びないアカウントになりやすいでしょう。
【トンマナ設定の基本とは?】
アカウントのテーマが決まったら、トンマナの構成を決めていきます。トンマナ構成要素は
・配色
・文末表現(言葉遣い)
・フォント
・レイアウト
の4つです。
<配色>
配色はアカウント全体のイメージを作る要素です。配色ではメインカラー、ベースカラー、アクセントカラーの3色を設定します。3色以上カラーが増えてしまうとゴチャゴチャしてしまい、強調部分が不明確になりやすいため注意が必要です。ただ文字入れに黒を入れる場合には、上記3色の候補から外れて考えて問題ありません。ベースカラーは画像、メインカラーはキャッチコピーやタイトル、アクセントカラーは注目ポイントなどに使うとよいでしょう。
次に色の持つイメージをまとめてみます。
・赤色:食欲増進、情熱的、力強い、アドレナリン分泌
・黄色:注意喚起、気軽で賑やか、なじみやすい
・緑色:リラックス、健康的、自然
・青色:誠実で真面目、男性的
・黒色:高級感、ブランド感、落ち着き、特定のイメージがつかない
それぞれのカラーにあった投稿があります。
例えば赤色であれば食欲増進を連想させるので食品関連のアカウントにおすすめです。黄色はクリエイティブ関連に向いているでしょう。また緑色は環境や生活関連、青色はITやビジネス関連にぴったりです。黒色はデザイン重視のアカウントになります。
<文末表現>
文末の違いによってもアカウントの印象は大きく異なります。訴求したいイメージに合わせて言葉遣いを工夫してみましょう。例えば「~ございます。」という文末であれば落ち着いたイメージで高級感があります。「~です。~ます。」という文末であれば柔らかくフランクなイメージになります。
<フォント>
文字の太さ、丸みによってイメージが変わってきます。例えば明朝体であれば説明文など読ませるフォントに適しています。ゴシック体であればタイトルや注意書きなど見せるフォントにおすすめです。
<レイアウト>
レイアウトでは余白を考慮し、文字間の余白でもバランスを取るとよいでしょう。余白には強調部分との差別化や情報の整理、デザインの読みやすさなどの効果があります。横文字であれば行と行の間は0.5~0.7文字分くらいがよいとされています。”詳しくはこちら