“格安SIMには、音声通話機能のないデータ通信専用のSIMというものがあります。今回は、このデータ通信専用の格安SIMの活用方法や、おすすめの格安データSIMについてまとめてみましょう。
【データSIMとは?】
データSIMとはデータ通信だけに利用することができるSIMカードのことです。スマホの機能を利用するためにはスマホと外部を通信でつなげる仕組みが必要となります。SIMカードは、契約者を識別する書き込みがされていて、このSIMカードをスマホにセットすると、特定の契約者が通信サービスを利用できるようになるのです。
データ通信専用のSIMには、SMS機能を持つものと、SMS機能を持たないものの2種類があります。SMSとは電子メールではなく、送信先の電話番号宛てに短いメッセージを送信できるサービスのこと。メールアドレスを知らなくても、電話番号さえ知っておけばメッセージを送ることができます。音声通話機能付きのSIMでは、SMS機能が付帯していますが、データSIMの場合にはキャリアや状況によって、ついていないものとついているものがあります。それぞれのキャリアについてまとめてみましょう。
・ドコモ
ドコモ回線ではデータSIMのSMS機能回線はあります。有料で選択することが可能です。
・au
auではすべてのSIMカードにSMS機能が搭載されているので、データSIMでもSMS機能がついています。
・ソフトバンク
ソフトバンクでは音声通話SIMにのみSMS機能が付帯しているため、データSIMではSMSは使えません。
【データSIMがおすすめの人とは?】
データSIMはどのような人におすすめの格安SIMカードなのでしょうか?まとめてみましょう。
・サブ回線として通信容量を増やしたい人
電話番号付きを別途契約していて、サブ回線としてギガ容量を増やしたいという人がデータSIMを契約するケースが多いです。データSIMを購入すれば、スマホ端末を増やさなくてもデュアルSIM仕様のスマホを利用している場合は、主回線に音声通話SIMを設定して、サブ回線にデータ専用SIMを設定することができます。そうすれば月間データ容量を安く増やすことができますよ。
・2台目の利用で、データ通信機能のみ必要な人
電話番号付きの音声通話SIMを別途契約していて、web閲覧用としてデータSIMを契約する人もいます。2回線目はスマホやタブレットでデータ通信のみに利用するという場合は、音声通話は必要ないのでデータSIMがぴったりでしょう。
・電話をかけない人
滅多に電話機能を利用しない、使わないという人は、音声通話のSIMカードにする必要はありません。日頃から電話をかけない、メールで十分という人であればデータSIMを選択しましょう。
【データSIMカードはアイパッドなどのタブレットにおすすめ】
データSIMでは音声通話ができないので、音声会話の機会がないiPadなどのタブレット端末での使用がおすすめです。格安データSIMを使うことでタブレット端末の通信料金を抑えることができるでしょう。データ通信可能なタブレットが1台あれば、タブレットを操作しながらメインのスマホで通話をすることもできます。またZOOMなどを使用すればビデオ通話やビデオチャットも可能です。”